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妻はエリート、夫は元ヒモ。。。

家庭内格差の解消、投資、及び筋トレ。

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映画「Love Letter」

この映画は、死がテーマになっています。死者は、生き残った者たちの、記憶の中で、生き続ける。そんな言葉を思いだしながら、この映画を見ていました。

 最後に、死者を、主人公、藤井樹の記憶の中に鮮やかに甦らせるのは、マルセル・プルーストの「失われた時を求めて」第7篇『見い出された時』でした。プルーストのこの小説において、記憶を呼び起こすものは、マドレーヌの味覚でした。この映画では、手紙です。樹は、中学生時代のクラスメイトに関する手紙を貰い、それに返事を書く中で、自分の心の奥に眠っていた記憶を甦らせていきます。その記憶の中で、死んで帰らぬものになった人間が、生き生きと動きだすのは、感動的でした。その「生き生きさ」は、樹のその人間に対する「愛」がもたらすものですが、樹は、それに気付きません。手紙をくれる相手に、「あんな(ぶっきらぼうな)奴のどこがよかったのでしょうか」と書く始末です。
 でも、記憶の中の樹の、自分の愛に気付かず、相手に思いを寄せる様子は、いじらしく、心を打たれます。

 三年生の冬休み、父を亡くしたばかりの樹の家を訪ねてきた少年・樹は、図書館に返しておいてくれと一冊の本を樹に預けた。新学期が始まってしばらくして、ようやく樹が登校したときには、彼はすでに転校してしまっていたのだ。僕が、一番好きなのは、相手が突然転校したと知って、花瓶を床に叩きつけて割るシーンです。

 そんな樹に、自分の愛に気付かせるのは、プルーストの「失われた時」が、運んできた、死者からのラブレターです。樹は、自分の中にある死者に対する愛に気付き、死者は、樹の記憶の中で、鮮やかに甦るのです。

 その一方で、もう一人の主人公である渡辺博子は、恋人を失った悲しみからいつまで経っても立ち直れない、どうしても立ち直れません。そして、ついには死人に当てた手紙を送ってしまう。ところが同姓同名の藤井樹へと届き物語が始まる。その手紙のやり取りの中で、自分が一目ぼれされた理由を知り、真実を知ることや他の人間も自分と同様に苦しい思いをしていて、それでいてちゃんとその苦しみに立ち向かいあるいは、その苦しみを受け入れて生きている人間が居ることを知っていきます。その過程を通ることにより、博子は失った恋人を自らの中で昇華させることができたのです。



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  1. 2009/01/03(土) 10:27:45|
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NHKドラマ「クライマーズハイ」

映画の「クライマーズハイ」が蔦屋にあったので、ひねくれた僕はNHK板の「クライマーズハイ」を借りてみました。

借りてみて驚いたのはキャストの豪華さにビックリ。

主人公は、遊軍の悠木(佐藤浩市)、社会部デスクの田沢(光石研)、政治部デスクの岸(松重豊)、そしてミョーな色眼鏡かけてる社会部長の等々力(岸部一徳)、安西(赤井英和)や悠木の妻(美保純)、佐山(大森南朋)。

僕が特に印象に残ったのは新聞社に子供と共に新聞を買いに来た部分です。真実を知りたいと新聞社に新聞を買いに来て、編集のフロアで追い返され、一階の玄関で悠木に引き止められ直近の新聞を渡される。そして「地元の新聞なら一番詳しく書いてあると思った。本当の事を知りたいのです」と伝える。ここはドラマの中でも非常に重要なシーンであろう。このシーンがあって、悠木は何があっても遺族に真実を伝えるのだと心に決め、そしてフロアの全員が決意することに繋がることへの伏線です。

また、1週間前に、実はハーケンを足して打ったという息子の話の部分、これには涙がでてきました。ジャーナリストの話であり、山の話でもあり、親子の話でもあるクライマーズハイでした。



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  1. 2008/12/31(水) 00:07:25|
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